
近年、気軽に動画投稿できるアプリが若者の間で人気を集めています。
特に中国のByteDance社が運営するTikTok(ティックトック)はその代表格で、日本のみならず世界中の多くの若者が利用し人気を集めています。
そこで本記事では、TikTokの特徴やその人気の理由について徹底解説していきます。
目次
TikTokとは?
TikTok(ティックトック)とは、15秒から3分の短い動画を作成し、ハッシュタグなどを付けて投稿できる「ショート動画プラットフォーム」です。
項目 | 概要 |
---|---|
アプリ名 | TikTok(ティックトック) |
リリース年 | 2017年(国際版) |
利用者数 | 10億人(日本国内でも1,000万人以上) |
運営会社 | ByteDance社(中国) |
利用内容 | ・動画編集/動画投稿 ・ライブ配信(一部ユーザーのみ) ・動画視聴 ・広告配信 |
利用料金 | 無料(ギフトなど一部課金も可能) |
TikTokには全世界で10億人を超える利用者がいます。日本国内での人気も凄まじく、その利用者数は1,000万人を超えています。今やYouTubeと並び、動画投稿プラットフォームとしては世界最大規模といっても過言ではないでしょう。
そんなTikTokで主に利用できる内容は、動画編集、動画投稿、ライブ配信(一部ユーザーのみ)、動画視聴、広告配信となっており、広告配信以外は全て無料です。広告配信のみ有料ですが、基本的に一般ユーザーが使うことはまずなく、企業が商品PRや宣伝の際に使う程度なので気にする必要はないでしょう。

TikTokの特徴
TikTokには大きく分けて、以下の7つの特徴があります。
- 簡単な動画編集機能
- 最大3分間の動画投稿
- 動画分析機能の搭載
- ライブ配信機能の追加
- 動画ジャンルの多様さ
- 音源の豊富さ
- 自動再生機能
ここでは、それぞれの特徴について詳しく説明していきます。
簡単な動画編集機能
TikTokには編集機能が搭載されており、誰でも簡単に動画を編集する事ができます。
曲をつけたり、エフェクトをつけたり、フィルターをかけたり、文字を入れたりなどなど。様々な編集機能を無料で利用する事が可能です。YouTubeで動画を投稿しようとすると機材やソフトなどを別に用意する必要がありますが、TikTokではその必要が全くなく、誰でも簡単に編集ができるのです。
また、編集してTikTokに投稿した動画を携帯やPCに保存する事も簡単にできるので、とても便利です。
最大3分間の動画投稿
TikTokに投稿できる動画は最大3分間までであり、それ以上の長さの動画を投稿することはできません。
そのためYouTubeのような面倒な編集作業をしなくても、誰でも気軽に動画投稿を楽しむ事ができます。またショート動画という特性を活かして、YouTubeに投稿した動画の面白い部分のみを切り抜いてTikTokに投稿する、という方法もあります。

動画分析機能の搭載
TikTokでは、投稿した動画の分析をする事が可能です。
動画の分析には「ビジネスアカウント(プロアカウント)」に切り替える必要がありますが、ビジネスアカウントは無料なので別途費用がかかる心配はありません。
ビジネスアカウントに変更すると、各動画の再生数やいいね数、シェア数などを確認する事ができます。
ライブ配信機能の追加
2020年よりリリースされた「TikTok LIVE」。これはTikTokのアプリ内でライブ配信を利用できる機能なのですが、一定の解放条件を満たしたユーザーしか利用する事はできません。しかしライブ配信を利用することができれば、ギフト機能などを用いてTikTokのアプリ内で収益化をすることが可能になります。
TikTok LIVEの解放条件に関する詳細は以下の記事にまとめています。興味のある方はご参照ください。
動画ジャンルの多様さ
TikTokの動画ジャンルは多種多様です。
顔出しでのリアクション芸を披露するTikTokerもいれば、おしゃれな服装を人前で披露するTikToker、動物などの癒し動画を投稿するTikToker、ゲーム中の面白かったシーンを投稿するTikTokerなどなど。クリエイターの数だけ様々な動画があります。
TikTokには利用者が多く誰でも気軽に動画を投稿できることから、様々なジャンルの動画を楽しむ事ができます。
音源の豊富さ
TikTokで利用できる音楽は無料であり、有名ミュージシャンの音源も利用する事ができます
それらの音源を利用し、リズムに合わせてダンスを踊ったり、リアクションを取ったりしたものを投稿するというスタイルがTikTokでは一般的です。
なかには中毒性の高い音源もあり、それらが流行し出した時には多くのTikTokerがその音源を利用して動画を作ります。もちろん、自分自身で作った音源を投稿する事も可能です。
自動再生機能
TikTokでは、放置していても次から次へと動画が再生されます。
AIが次々にユーザー好みの動画を再生していくため、一度視聴を始めるとなかなか抜け出せない。なんてことがTikTokではよく起こります。
そのためTikTokを利用する際には、あらかじめ時間を決めておくことをおすすめします。本当に一日が一瞬で過ぎ去ってしまうので...。

TikTokが人気の理由
YouTubeやインスタグラムなどのSNSが流行している中で、なぜTikTokはここまでの人気アプリへと成長したのでしょうか。その理由には下記の点が考えられます。
- 動画投稿のハードルが低い
- 人気を得やすい
- 海外で人気を得るチャンスがある
- 音源が豊富にある
- 面白い動画が次々と再生される
ここでは、それぞれの理由について詳しく説明していきます。
動画投稿のハードルが低い
日本ではこれまでYouTubeやニコニコ動画を筆頭に、一部のクリエイターが動画を投稿し、ユーザーはそれを視聴するだけという形が一般的でした。というのもコンテンツを作成する手間や大変さから、初心者にとってはなかなか手を出しにくいサービスだったのです。
しかしTikTokではアプリ内の操作で全てが完結するため、全てのユーザーが気軽に動画を撮って投稿する事ができます。
また、TikTokに投稿されている動画の内容をよく見てみると、同じような内容の動画が多いことに気が付くと思います。というのもTikTokには、誰かを真似した動画(ダンスやリアクション動画など)を投稿してもそれらが許容される土壌があるため、自分自身がクリエイティブな発想を持たなくても気軽に真似すればOKという文化があるのです。

このような背景から気軽に動画投稿ができるので、TikTokは人気を集めていると考えられます。
人気を得やすい
TikTokに投稿された動画は、投稿初心者であっても一定数以上のユーザーにリコメンドされます。そのため、動画投稿初心者にありがちな「動画が全く再生されない」という現象が起きにくいのです。
またリコメンドされやすい分、動画のいいね数やフォロワー数が伸びやすいという特徴もあります。有名TikTokerのフォロワー数や動画のいいね数などを見てもらうと分かるのですが、どれも他のSNSでは考えられないような値(数百万以上)を叩き出しています。

このようにTikTokには、人気を集めれば一躍超有名人になれる可能性が秘められています。
海外で人気を得るチャンスがある
TikTokに投稿される動画には、リアクションや音楽に合わせてダンスを踊るものが多いです。これらの動画の多くは、声を入れずに投稿されています。
声を動画に入れないということは即ち、日本以外の国のユーザーにも見てもらえる可能性が高まります。代表的な例として、日本で1番のフォロワー数を誇る「Junya/じゅんや」さんの動画には本人の声がほとんど入っていません。

このようにTikTokには、工夫次第で世界中のユーザーから注目を集めることのできる可能性が秘められています。
音源が豊富にある
誰かが作成した音源を無断で利用すると、YouTubeなどでは著作権違反でアカウントがBAN(停止)される事があります。しかしTikTokには、著作権の問題をクリアしている音源が多くあります。
それらの音源は無料で利用する事ができ、音源に合わせて自分なりの動画を編集する事もできます。そのためアカウントがBANされる恐怖に怯える事なく、自由に自分の好きな音楽に合わせて動画を編集する事ができるのです。

自分の動画に好きな音楽が組み合わさるその快感は、使った事がある人には分かると思います。とても気持ちが良いですし、何より作っていてとてもワクワクします。
このワクワクを感じる事ができるのも、TikTokが人気を集める理由の1つかもしれません。
面白い動画が次々と再生される
TikTokのユーザー数は膨大で、日々誰かしらが動画を投稿しています。またTikTokのAIはとても優秀で、ユーザーの好みに合わせて次々と動画をリコメンドしてきます。
そのため「飽きる」という感情が一切湧きません。TikTokユーザーはよく口を揃えて「一瞬で時間が過ぎた」と言いますが、間違いではありません。TikTokを利用する上で1番注意しなくてはならないのは時間管理です。適度な時間を定めながら利用していきましょう。
このように、TikTokでは面白い動画が次々と再生され時間が勝手に過ぎていきます。これも、TikTokが人気を集める理由の1つだと考えられます。
TikTokの始め方や使い方
TikTokの始め方や使い方に関する詳細は以下の記事にまとめています。興味のある方はご参照ください。
TikTokに関してよくある質問
最後に
今回は、TikTokの特徴や人気の理由について詳しく説明しました。
日本だけでなく、世界中の若者が利用する大人気ショート動画プラットフォーム「TikTok」。特に若者の間で人気を集め、TikTokerと呼ばれるインフルエンサーが登場するなど大きな賑わいをみせています。
興味のある方は是非一度、TikTokを利用してみてください。
この記事が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
アイコン引用:TikTok(公式サイト)