
Spoon(スプーン)とは、顔出し無しで利用できるラジオ配信アプリです。利用者は特に10代・20代の若者が多く、全世界の累計ダウンロード数も3,000万を突破しました。
そこで本記事ではSpoonのことをもっと詳しく知りたい人に向けて、Spoonの特徴やその人気の理由を徹底解説していきます。
目次
Spoonとは?
Spoon(スプーン)とは株式会社Spoon Radio Japanが運営するラジオ配信アプリであり、日本では2018年にリリースされました。元々は韓国企業のMykoonという会社が開発していたので、日本以外にも東南アジアやアメリカなどでサービスを展開しています。
パソコン、スマートフォンどちらでも利用することができ、利用料金は無料です。
項目 | 概要 |
---|---|
アプリ名 | Spoon(スプーン) |
リリース年 | 2018年(韓国発祥) |
利用者数 | 約3,000万人 |
運営会社 | 株式会社Spoon Radio Japan |
利用内容 | ・ラジオ配信 ・配信視聴 ・音声投稿 ・音声掲示板 |
利用料金 | 無料(ギフトなど一部課金も可能) |
利用者は全世界に及びますが、そのほとんどは日本人です。また2020年の情報になりますが、Spoonの月間アクティブユーザー数は220万人を突破し、毎日10万以上のオーディオコンテンツが配信されているそうです。
尚、Spoonの運営会社である株式会社Spoon Radio Japanに関する詳細は以下の記事をご参照ください。
Spoonの特徴について
Spoon(スプーン)には大きく分けて、下記のような特徴があります。
- 特徴的な3つの配信機能
- 利用者の年齢層が低い
- 睡眠前の利用者が多い
- ASMRや落ち着いた声の配信が多い
- 稼ぐようなアプリではない
ここでは、それぞれの特徴について詳しく説明していきます。
特徴的な3つの配信機能
Spoonには、特徴的な3つの配信機能が存在します。ここでは、それら3つの機能について説明します。
LIVE機能
LIVE機能とは、リアルタイムでラジオ配信できる機能です。リスナーは配信に参加し、コメントやギフトなどで配信を盛り上げることができます。特別な機材等も必要ないので、誰でも気軽に利用することができます。
1回の配信時間は最大2時間までとなっており、配信中にはコラボ配信などの各種機能を利用することができます。

LIVE機能の使い方や配信方法については、後述する「Spoonの使い方や配信方法」にて詳しく説明します。
CAST機能
CAST機能とは、録音した音声を投稿できる機能です。リスナーは投稿された音声に対して、コメントやギフトなどを送ることができます。
CASTの最低録音時間は30秒からとなっており、何度でも撮り直すことができます。また事前に収録した音源をアップロードすることも可能であり、他サイトの内容を転載することもできます。

CAST機能の使い方や配信方法については、後述する「Spoonの使い方や配信方法」にて詳しく説明します。
TALK機能
TALK機能とは、投稿者のお題に対してボイスメッセージで回答を送る「音声掲示板」のような機能です。投稿されたボイスメッセージは誰でも聴くことができ、ハートなどを送ることができます。
利用はアプリ版だけで、Web版では利用することができないので注意が必要です。
TALK機能の使い方や配信方法については、後述する「Spoonの使い方や配信方法」にて詳しく説明します。
利用者の年齢層が低い
フラー株式会社のアプリ分析プラットフォームApp Apeの調査によると、Spoon利用者の年齢層は20代が最も多く約51.9%、次いで10代で24.2%となっています。このことから、Spoon利用者全体の約75%(4人中3人)が10代・20代ということが分かります。
このようにSpoonは若者の間で支持を集めており、他のアプリと比べると全体的に利用者の年齢層が低いという特徴があります。
睡眠前の利用者が多い
App Apeの調査によると、睡眠前の時刻(22時~1時)に最も利用者が増えるそうです。ちなみに曜日別に見てみると、日曜日の22時や0時、火曜日の0時などに最も利用者が増えるそうです。

またSpoonには、寝落ちタイマーというリスナー専用の機能も搭載されています。この機能を利用することで、配信中に寝落ちしてもリスナーは自動的に配信から退出することができます。
このようにSpoonの利用者は睡眠前に利用している人が多く、一種の睡眠導入のきっかけとして利用されているようです。
ASMRや落ち着いた声の配信が多い
Spoonの配信の特徴として、落ち着いた配信が多いという点が挙げられます。
上述したようにSpoonユーザーの多くは睡眠前に利用しているため、配信者の多くは比較的落ち着いた声で配信をしています。特に癒し系の配信や弾き語りなどが多く、音フェチにはたまらない環境です。

稼ぐようなアプリではない
Spoonの利用者の多くは若者です。また配信アプリというより「コミュニティーアプリ」のようなイメージなので、1つの配信枠に多くのリスナーが集まるということはありません。
そのため他のライブ配信アプリと比べると、稼ぐアプリというよりかは「友達を増やすアプリ」という印象がとても強いです。
もちろんギフトなどの投げ銭機能はありますが、飛び交う額は他のアプリと比べても少額です。そのため、稼ぎ目的で配信を始めようとする人にSpoonはあまりおすすめできません。

どうしても稼ぎたいという人は、17LIVEなどを利用すると良いでしょう。詳しくは下記の記事をご参照ください。
Spoonが人気の理由
他にも多くのライブ配信アプリがある中で、なぜSpoon(スプーン)は人気を集めることに成功したのでしょうか。その理由には下記の点が考えられます。
- ターゲット層が明確
- 癒しボイスの配信者が多い
- 利用機能の多さ
ここでは、それぞれの理由について詳しく説明していきます。
ターゲット層が明確
Spoon(スプーン)のターゲット層はとても明確で、睡眠前の10代・20代をターゲットとしています。事実、アプリの利用者層や利用時間帯からもそのことが分かると思います。
アプリのターゲット層が明確なぶん、他の利用者からは使いにくいと感じる部分も多いと思います。しかしそれも含めて特定の利用者にのみ使いやすい環境を提供しているからこそ、Spoonは人気を集めることに成功したのだと思います。
癒しボイスの配信者が多い
Spoon(スプーン)の配信者には癒し系ボイスの人が多く、聞いているだけでとても落ち着きます。事実人気のあるLIVE配信や再生回数の多いCASTの配信は、癒し系の配信がほとんどです。

Spoonの配信者にはこのような癒し系・弾き語りをする人がとても多いです。そのため、そのような配信者を見つけたい人にはとてもおすすめできるアプリと言えます。
利用機能の多さ
Spoonでは、LIVE機能の他にもCAST機能やTALK機能を利用することができます。
LIVE配信が苦手という人でも、誰でも気軽に音声での繋がりを楽しむことができるのがSpoonの魅力です。他のラジオ配信アプリではみかけないような「音声掲示板のTALK機能」は、Spoonだからこそ利用できる楽しみ方の1つでしょう。
このような利用機能の多さが、Spoonが人気を集める理由の1つになっていると考えられます。
Spoonの使い方や配信方法
Spoon(スプーン)の使い方や配信方法に関する詳細は以下の記事にまとめています。興味のある方はご参照ください。
Spoonに関してよくある質問
まとめ
今回は、Spoon(スプーン)の特徴や人気の理由について詳しく説明しました。
それらをまとめると以下の通りです。
- Spoonとは、株式会社Spoon Radio Japanが運営するラジオ配信アプリ
- LIVE機能・CAST機能・TALK機能などを利用することができる
- 10代・20代の若者の間でとても人気
- 癒し系の配信や弾き語り、ASMR配信などが多い
Spoonは若者の間で人気を集めているアプリです。ちょっと背伸びしたい年頃のユーザーがたくさんいるので、みんなでワイワイしながら楽しみましょう。
この記事が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
アイコン引用:Spoon(公式サイト)